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Channel: 名店散策 | 世田谷区エリアガイド
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グッチーナ

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イタリア料理 Guccina

イタリア料理店「Guccina」は、昨年、内外装のリニューアルをしたばかりだが、三軒茶屋界隈では老舗として名高い名店だ。

中でもGuccinaのオリジナルレシピ「4種のチーズグラタン」(1,050円)は、カリカリの香ばしいフランスパンにゴルゴンゾーラやモッツアレラチーズなどのクリーミーな4種のチーズとアンチョビを絡ませていただくクセになる味。こちらを目当てに訪れる常連客も多く、6割以上がオーダーするという人気メニューの代表格だ。

イタリア料理 Guccina

また、オーナー自らが直接買い付けて来るトスカーナ地方やエビモンテ地方のワインは、ほぼ400種にも上り、気軽に好みの味を伝えて、食事に合う一本をセレクトしてもらうのもGuccinaでの食事の楽しみ方の一つだ。

バーカウンターとして使われるステンドグラスのある2階は、オーナーシェフ田口氏の食事を楽しく味わって頂きたいというこだわりの空間。まるで修道院のように神秘的で隠れ家めいた雰囲気を醸し出している。

イタリア料理 Guccina

ランチタイムは、地域に住む主婦がこぞって訪れるという。それもそのはず、ボリュームのあるフレッシュサラダにパン、パスタのプレートにカフェ(エスプレッソ・コーヒー・紅茶・ハーブティーからチョイス)がついた「PranzoA」は、お値段なんと1,050円。これにプラス525円でデザートの盛り合わせをつけることができるほか、「本日のパスタ」にプラス105円で他のお好きなパスタメニューに変更できるのも嬉しいサービスだ。

ボリュームたっぷりのランチに、美味しいエスプレッソで、女性同士の会話も弾む。1時間でも2時間でも楽しい食事を満喫することができるのだろう。

イタリア料理 Guccina

「本日のパスタ」は日替わりだが、それ以外にも毎日5種類ほどのパスタが用意され、旬の素材を使ったヘルシーなメニューが中心となっている。その日の一例として、パンチェッタとたまねぎのスパゲッティ、渡りガニのピリ辛トマトソースリングイネ、みちのく地鶏ときのこのフェットチーネ、小海老とズッキーニのリゾットサフラン風味などがある。(大盛りはプラス300円)。毎日厨房で打つ生パスタも是非味わってもらいたい。

イタリア料理 Guccina

この日は、PranzoA(Aコース)で、パスタメニューを旬野菜のアンチョビ風スパゲッティでチョイスした。腰を残したパスタに、さっと炒めた旬の野菜はしなることなく、歯ごたえも十分楽しめる素材感を感じさせてくれる。どれも野菜の自然な甘味がほんのり口の中に広がり、味付けの優しさが心憎いばかりだ。

また、ランチタイムにも魚や肉のメインが選べるコースもあり、夜のメニューをオーダー出来て、人気の4種のパングラタンもこの時間帯にいただくことができる。

ランチタイムのドリンクは、グラスワインが白・赤とも630円~、スプマンテは、辛口で745円、ビールは630円だ。

ランチタイムのラストオーダーは2時で、3時クローズなので比較的遅く来てもゆったりと食事を楽しむことも出来る。昼は、軽いパスタメニューを中心に、夜は、肉か魚を中心にしたコースメニューか本格的なアラカルトとイタリアワインを楽しみに使い分けて訪れてみてはいかがだろうか。

ディナータイムは、野口シェフがテーブルを回って挨拶してくれることも多い。氏の気さくな人柄と、料理にかける情熱に心奪われるファンも多い。現在は料理教室なども開催中だ。ぜひ、三軒茶屋まで出かけた際には足を運んでみてはいかが。

※メニュー・値段は取材当時のものとなります。

グッチーナ
所在地:東京都世田谷区三軒茶屋1-6-13 
電話番号:03-3795-5587
営業時間:ランチ 11:30~14:00(L.O.)、ディナー 18:00~22:00(L.O.)
定休日:月曜日
http://vivace-italian.com/guccina/


Baker Bounce 三軒茶屋本店

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ベーカー・バウンス

三軒茶屋駅近くの住宅街の一角にアメリカンダイナー「ベーカー・バウンス」はある。決して駅から近いとは言えない立地にもかかわらず、行列のできる人気の店である。

店内はまさにアメリカンダイナー。アメリカンテイストのポスターや置き物、ポップな色使いが目を惹く。それでいて窓の外の太子堂の風景とも違和感なくしっくりと合っていて、アメリカンなのにどこか懐かしいような、ほっとする空間がそこにある。

ベーカー・バウンス

さて、本日いただいたのは、ベーコンチーズバーガー。ベーカー・バウンスのハンバーガーパティーはひき肉を使用せず、手作業でミンチにしているのが特徴だ。また、つなぎを使わずに肉の粘りだけでまとめているので、肉本来のボリュームのある食感が楽しめるのだ。

パティーの上にのっているのはレットチェダーチーズとベーコン。ジューシーなパティーとは対照的なカリカリとした食感のベーコンも自家製とのこと。パティーとベーコンの食感を一度に味えるなんとも贅沢な一品。

松栄堂

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松栄堂

松栄堂は、松陰神社前商店街を北へ歩いて行った先、松陰神社の門前にある和菓子屋さん。昭和の香りただようレトロな外観は、創業40年を越える、地元に根付いたお店であることをほうふつとさせます。このお店は、丁寧に作られたあんこが美味しい庶民的な値段の朝生菓子や茶まんじゅうなどを揃えています。一番の名物は黒糖蒸しパン(100円)。黒糖がゴロゴロ入った無骨なルックスながら、もちもちした食感がやみつきになります。素朴な甘さに心和むおいしさです。

松栄堂2

おいなりさんや赤飯もあるので、昼食や軽食に近所の若林公園や松陰神社の境内でいただくのもおすすめします。

松栄堂3

松栄堂
所在地:東京都世田谷区若林4-27-12 

鹿港(ルーガン)

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鹿港

地元の人はもちろん、このために遠方からやってきて並ぶ人もいるという、大人気の肉まんのお店。11時半からと15時半からの2回に分けて、作りたて・蒸したてのほかほか肉まんを買うことができます。土日は1時間で売切れてしまうこともあるというほどの人気で、行列は覚悟しなくてはいけないですが、平日は比較的空いているようなのでおすすめです。

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台湾・鹿港の名店「振味珍」で修行したご主人、小林貞郎さんが作る肉まんは、毎回かたまり肉を挽いてつくるジューシーな餡ももちろんですが、何よりのポイントは皮。手に取ったときはふわふわもちもちした感触ながら、一口かじると弾力があってしっかりしていてくせになります。肉まんの他にも、「振味珍」にはなかったあんまんは、近所の蜂蜜屋さん「花めぐみ」の蜂蜜を使ったさらっとした味のあんこがおいしいです。そして予想以上に人気なのが、餡が入っていない、いわば皮だけの「まん頭」。噛み締めるとほのかな甘みが口に広がり、これだけでも美味しいですが、蜂蜜やジャムをかけて食べると非常に美味。
蒸かしていないものや冷凍したものを販売していないのが少々残念ですが、それは生地も餡も蒸すタイミングも、すべてが「できたて」の美味しさを味わってもらうためのこだわりといいます。是非1度、ほかほか肉まんをご賞味することをおすすめします。

鹿港(ルーガン)
所在地:東京都世田谷区世田谷3-1-12 
電話番号:03-5799-3031
営業時間:11:30~、15:30~(売切れ次第終了)
定休日:木曜

たいやき ちよだ

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ちよだ

世田谷通り沿いにあるたい焼きやさん、「ちよだ」は、鯛が泳ぐえんじ色ののれんが目印です。夕方には行列もできる人気で、メニューは数種類の中身が入ったたい焼きのみと単品で勝負する、逆に言えば、たい焼きにそれだけ自信のあるお店なのです。

たいやき ちよだ5

実は私にとっては10年以上前よりお気に入りのお店。以前は古い木造の店舗でしたが、現在はおしゃれなコンクリート打ち放しのビルになっています。このビルができたときは、たい焼きを地道に一匹ずつ焼いていった積み重ねがこうして形になったのだなあ、としみじみ思ったものです。 以前の店舗では中で座って食べられるスペースがあったのですが、二代目ご主人に聞いたところ、世田谷通りの歩道を拡張するため敷地の一部を供出したため、そのスペースがなくなってしまったとのことで、そのことは残念に思っていると教えていただきました。でも店の前に椅子を用意されているので、行列がないときはそこで座って出来たてを食べていく人もいます。

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ここのたい焼きは、たい焼きの型からはみ出た生地がちょっぴりワイルドな感じです。このはみ出した部分がカリカリになっていてクリスピーな食感が味わえます。

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生地はふかふかで、丁寧に炊き上げたたっぷりの自家製の粒あんとよくマッチしています。私は、焼きたての、あんこまでホカホカなのが特に好きです。中身はあんこの他に、チーズやクリーム、うぐいすなどがあって、どれも人気です。もちろん冷めてもおいしいので、大量に箱で買っていく方も多いです。

たいやき ちよだ4
私は頭側から食べます。

たいやき ちよだ5

たいやき ちよだ
所在地:東京都世田谷区世田谷4-6-1 
電話番号:03-3429-6687
営業時間:午前11時~午後6時頃(材料なくなり次第閉店)
定休日:日・祝祭日

蕎麦 石はら

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蕎麦 石はら

以前は世田谷線の北側で営業していた「蕎麦 石はら」。2007年の5月から世田谷通り沿いにお店を移して営業しています。JAZZのBGMが流れる店内のお洒落な雰囲気は変わりませんが、以前よりも席数が増えたようです。また、大きなカウンターもあるので、一人でぶらっと訪れても落ち着けます。

蕎麦 石はら1

八王子の名店「車屋」で修行をした店主夫婦で営むこのお店は、毎日挽く自家製粉の国産そば粉と美味しい水で打つ九割のお蕎麦が人気です。せいろの他にも種類は豊富で、鴨南蛮や玉子とじ蕎麦、揚げ茄子の冷やしかけそば、豆乳蕎麦など、伝統的なものからオリジナリティあふれるものまで揃っています。
そば湯も濃厚でおいしいので、普段あまりそば湯はのまないという人も試してみることをおすすめしたいです。

蕎麦 石はら2

また、酒の肴にはもってこいの一品料理も豊富です。定番の「蕎麦味噌」の他、「生湯葉の揚げ出し」や「鳥焼」などはどんどんお酒が進んでしまいそうです。

※本文内の価格等は掲載時のものです。変更している場合がありますのでご了承ください。

蕎麦 石はら
所在地:東京都世田谷区世田谷1-11-16 
電話番号:03-3429-6227
営業時間:11:30~15:00(LO14:30) 18:00~22:00 (LO21:30)
定休日:水曜・第3火曜日

経堂 美登利寿司 寿矢

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経堂 美登利寿司 寿矢は、経堂駅そばにある70年の歴史を持つ美登利寿司の3代目が構えたお店だ。

昔ながらの江戸前の味を伝える老舗本店とはやや趣の異なる寿矢は、独自の路線を歩みつつ、今年で13年目を迎えた。隠れ家的なイメージながら、扉を開けてみれば長いカウンターが目立つ店内と、常時4名の若い寿司職人が威勢よく寿司を握ったり、魚に包丁を入れたり姿が目に飛び込んでくる。そう、この店の特徴は、圧倒的な職人の多さ(総勢13名)とそれに伴う活気なのだ。

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お昼は、1人前(ばらちらし・握り)が1,050円~、1,5人前が1,570円、ランチ限定10人前までのデラックス巻き(うに、かに、いくら、まぐろ入りのオリジナル)が1,570円と、ランチタイムならではのお得な御品書きも用意されている。他にも寿司の他にお料理3品がついた3,000円コース(料理5品5,000円コース)や、定番の中1,570円、上2,100円、特上2,620円、特選3,150円などだ。ランチは、1巻250円~600円まででで好きなネタの寿司を食べることも出来るのがうれしい。

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台湾茶藝館 月和茶

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台湾の美味しい定食が食べられると評判なのがこの地で10年を迎える台湾茶藝館 月和茶だ。

1年前に吉祥寺店を出したこともあり、現在、経堂店の営業はランチを中心に夕方の18時までだが、ゆとりのある空間に一つ一つが異なる顔を持つテーブルは、どこに座ろうか、と入った瞬間に楽しみになるほどだ。ところどころ置かれた台湾茶のセットや、装飾品が、どこか昔懐かしいような空間を演出し、都会の喧騒を忘れさせてくれる。

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ここに来たら一度は食べてみたい名物のランチメニューが、台湾魯肉飯(タイワンルウロンファン)900円だ。豚肉の煮込みに煮卵やお新香などが添えられて食欲がそそられる逸品だ。他に肉醤粉湯(ロンシャンミーフンタン)がビーフンに半ライスが付いて900円や、台湾丼と点心のセット(トロトロ豚角煮と筒の丼に蒸し餃子3ヶセット)1,150円などがある。どの定食にもご飯にサラダ、スープがついてこの値段だ。

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プラチノ 桜新町店

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プラチノ 桜新町店

「プラチノ 桜新町店」は、豪徳寺の店舗から始まり、20年以上の歴史を持つスイーツのお店。現在は、自由が丘店と合わせて3店舗のお店をオープンさせている。

桜新町店は、1999年のオープン当初からテレビや雑誌に取りあげられることも多く、現在に至るまで桜新町のスイーツ界をリードしてきたともいえるお店だ。

プラチノ 桜新町店

オープン当初から注目を集めたのがフレッシュケーキの「アンジュ」450円。かつて某テレビ番組のおやつランキングで1位に選ばれたこともある。

プラチノ 桜新町店

多い日で一日に100個を売り上げるという「アンジュ」。外側は、銀の包み紙で丁寧に巻かれ、保存されている。中身は、酸味の少ないフロマージュブランとフレッシュクリームからつくられたふわふわのレアチーズケーキ。丸いケーキの中央には自家製のカシスジャムが入っている。コクがありながらも爽やかな口当たりのチーズケーキとカシスジャムの相性は絶妙だ。ギフト用には、別売りのカシスソース(2~3人用100円)があるので、テイクアウトでもフレッシュな美味しさを楽しむことができる。

ジャンズ ベトナム料理

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駅前から徒歩2分ほどの繁華街の角地にあり、細く長い階段を登りようやくたどり着くベトナム料理レストラン「ジャンズ」。目立たない小さな店ではあるが、ニコタマ通の間では「とにかく美味しい」という噂をよく聞く店だ。

この店を切り盛りするのは、ベトナム出身のジャンさん夫妻。妻のジャンさんが中心となって、30年前、家庭で食べたベトナムの味を再現している。ベトナム料理に“香辛料を使ったイメージ”を持つ人も多いかもしれないが、それは生春巻きのソースなど、限られた料理の特徴。ジャンさんが語るベトナム料理の本質は、「野菜の甘さを生かしたシンプルで健康的な料理」ということだ。

ジャンズ ベトナム料理

代表的なメニューである「ベトナム風お好み焼き」(1,518円)は上新粉をベースにした生地を薄く焼き上げ、たっぷりの豆、もやし、エビなどを包んだもの。お好み焼きとは言え、強い味付けはまったく無い。そのまま食べれば豆の甘さと香りをほのかに感じるものだ。これをベトナム風の魚醤「ヌックマム」に浸して頂くので、お好み焼きと言うよりはお浸しに近いかもしれない。ベトナムの家庭ではよく出てくるそうで、野菜の甘さが上品に伝わる癒しのひと品だ。

ジャンさんの料理は「一皿で健康」がテーマ。どの料理にも満遍なく野菜、肉(魚)、豆の要素が盛られ、何も考えずに注文してもバランスの良さは崩れない。これも家庭料理ならではの配慮と言えそうだ。

ジャンズ ベトナム料理

「ゴイドウドウ」(青パパイヤのサラダ)は細切りにした沖縄産青パパイヤと豚肉を、ヌックマムベースのドレッシングで和えたもの。ドレッシングにはミキサーで粉砕されたさまざまなフルーツが混ぜられており、これがまた旨い。さらに砕いたピーナッツが香ばしさを添え、満足感の高いサラダに仕上げられている。パパイヤはベトナムではごく庶民的な食べ物で安く手に入り、日本のレタスのような感覚で食べられているということだ。それでも沖縄産を使うのは「日本のパパイヤは安全だから」と理由に尽きる。その他の野菜もすべて国産で、「ベトナム料理を日本の良い素材で作ると、こうなるんですよ」と嬉しそうに語るジャンさんが印象的だった。

ジャンズ ベトナム料理

「ミェンサオクォア」(1,255円)という舌を噛みそうな名のメニューは、簡単に言えば「春雨とワタリガニの炒め物」だ。シメジ、パプリカ、タマネギなど香りと甘みが出る野菜を丁寧に炒め、たっぷりのワタリガニと緑豆春雨と和えている。味付けはわずかな塩とコショウだけ。それでも全く物足りなさを感じさせないのは、隠し味に豚ベースのスープを加えているからだという。

この店の料理を食べたら、恐らくベトナム料理に対するイメージが変わるだろう。かといって、市中のベトナム料理店が偽者というわけではない。「今はベトナム人も強い味が好きになったから、調味料もどんどん入れてる。でも昔はこんな薄味だったのよ」とジャンさんは語る。この店の味は、30年前のベトナム家庭のレシピを、そのまま日本の食材で再現したもの。だから現在のベトナムに行っても、なかなかこの味には出会えないのだという。

次々と変わり、進化を続けていく二子玉川の駅前で、開業から10年以上もの間、古き良きベトナムの味を出し続けている「ジャンズ」。この味はもう、ニコタマ住民にとっての「おふくろの味」となっているかもしれない。

ジャンズ ベトナム料理

※本文内の価格等は掲載時のものです。変更している場合がありますのでご了承ください。

ジャンズ ベトナム料理
所在地:東京都世田谷区玉川3-5-7 黒川ビル3F
電話番号:03-3700-2475
営業時間:17:00~22:00(21:00LO)
定休日:月曜日
http://www.giangs.com/

ビストロ オーランデ・ヴー

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ビストロ オーランデ・ヴー

ビストロ オーランデ・ヴーは、「千歳船橋」駅から徒歩5分ほどの住宅街にある一軒家レストランだ。オーナーが所有していた敷地に立てられたお店は、元々あった木々を出来る限り残したとのことで、緑豊かな落ち着いた雰囲気となっている。また、玄関先の空いたスペースでは、近隣のお客様がトマトやハーブなどの家庭菜園の世話をするというアットホームな関係性が築かれている。貸し切りパーティーも可能で、一階のみで収容人数は、着席で45名、立食で60名が可能。パーティーメニューはコースが3,000円~(予算応相談)で、ドリンクプランも充実しているので、ぜひ一度、地域の隠れ家的名店で楽しく大勢で食事会などを催してみたいものだ。ホームパーティー用のオードブルなども予算内で相談にのってもらえる。

ビストロ オーランデ・ヴー
所在地:東京都世田谷区船橋3-1-7 
電話番号:03-3420-3639
営業時間:11:30~14:00(L.O.) 18:00~22:00(L.O.21:00)
定休日:水曜日
http://r.gnavi.co.jp/b038500/

APRONS FOOD MARKET

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APRONS FOOD MARKET

スペイン・イタリア料理を織り交ぜた温・冷およそ30種類もの洋風惣菜を提供している、近隣でも珍しい個人経営のお惣菜屋さん「APRONS FOOD MARKET(エプロンズ・フード・マーケット)」。ヨーロッパから厳選した輸入食材やお手頃価格のワインも多く取り揃え、週末のホームパーティーや食卓に一品プラスしたいときなどに便利で頼りになるお店として親しまれている名店だ。

APRONS FOOD MARKET 

東急田園都市線「桜新町」駅より徒歩4分。用賀方面へと向かう駅前通りに、全面ガラス張りの開放的な同店を発見。温・冷ふたつに分けられたショーケースには、スペイン風オムレツやラザニア、ポテトサラダなど定番のひと品から、野沢菜やしらすといった和の食材を洋風惣菜にアレンジしたオリジナルメニューもあり、季節や仕入れによって変わるメニューもまたファンにとっては楽しみのひとつだろう。

APRONS FOOD MARKET

また店舗入口正面の「ハモンセラーノ」(580円/30g)や「低温ローストポーク」、「ローストビーフNYスタイル」などの肉料理はワインのお供にも最適で、常連のお客さんのなかには買い物ついでに店内のイートインスペースでお気に入りのお惣菜とワインを楽しんでいく方も少なくないようだ。

APRONS FOOD MARKET

温・冷およそ30種類ある惣菜から好みの3品を選ぶお得な「選べるデリ3品盛り(パン付き)」(税込1,080円)は、手軽なランチや一人暮らしの女性にも好評のようで、リーズナブルでしかもボリューム感もあるその内容をぜひ一度楽しんでいただきたい。

世田谷区という土地柄か、週末はホームパーティー用の「オーダーメイドオードブル(4名様用)」(税込4,980円)を希望するご家庭も多く、前日までの要予約で好みの料理や食材を用いてオンリーワンのひと皿を用意してもらえるのも、地域のニーズを知り尽くした同店ならではのサービスだろう。

APRONS FOOD MARKET
所在地:東京都世田谷区桜新町1-21-12 プロシード桜新町1F
電話番号:03-3427-8315
営業時間:【火~金曜日】12:00~14:30(L.O.)、17:00~22:00(L.O.)、【土・日曜日】12:00~22:00(L.O.)
定休日:月曜日
https://www.facebook.com/pages/APRONS-FO..

カンパニオ

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カンパニオ

2013(平成25)年5月のオープンより世田谷区の住宅地にある街の小さなパン屋さんとして多くのファンに親しまれている「カンパニオ」。自家製天然酵母を用いてじっくりと発酵、ひとつひとつ丁寧に焼き上げられるパンは、小さな子どもからおじいちゃん、おばあちゃんまで幅広い層に支持されている地域にとって欠かせないお店のひとつとなっている。

最寄りとなる東急田園都市線「用賀」駅より徒歩9分。あたらしく誕生した高級マンションが建ち並ぶ住宅地の一画に、木の看板に小さく「パン工房カンパニオ」と描かれただけの素朴な風合いのお店を発見。

カンパニオ

毎朝オープンの10時に合わせてサンドイッチや調理パンも含めて40〜50種ほどのパンが焼き上げられるそうだが、直径20cm以上もある看板商品の「カンパーニュ」(480円)や「リュスティック」(180円)といったいわゆるハード系のパンから、子どもに人気の「メロンパン」(150円)や年配の方にとっては欠かせない「あんぱん」(130円)など幅広いラインナップが特徴で、毎日でも通いたくなるほどのリーズナブルな価格設定も魅力的だ。

カンパニオ

“地域に根ざしたパン屋さんをつくりたい”という想いから、リーズナブルで食べやすいことを最も重視したようだが、7日間かけてつくる自家製のレーズン酵母と酒粕の酵母の2種類を使い分け、生地は丸一日かけて低温で熟成発酵させるなど、店主の誠実さが伝わる手間ひまを惜しまぬ丁寧なパンづくりが地元ファンの支持につながっているようだ。

カンパニオ

2015年4〜6月には同店に訪れる子どもたちを対象に〈みんなのゆめのパン〉と題した商品開発も行ったようで、応募用紙に描かれた色彩豊かなアイデアをもとに、「あしあとパン」「はなあんぱん」の2作品が7月21日(火)〜8月1日(土)まで期間限定で実際に販売が決まったそうだ。詳細はホームページのほか公式のfacebookにも公開されているので、地域とつながるパン屋さんのユニークな取り組みをぜひ一度覗いてみよう。

カンパニオ
所在地:東京都世田谷区用賀3-5-10 
電話番号:03-3707-1455
営業時間:10:00~18:00
定休日:月曜日、第1・3日曜日
http://campanio.com

母屋 虎幻庭

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母屋虎幻庭

黒毛和牛や鎌倉野菜など日本全国から取り寄せる厳選食材が楽しめる地域を代表する名店のひとつ「母屋虎幻庭(おもやこげんてい)」。世田谷区弦巻の閑静な住宅地にお店を構え、緑豊かな庭園をのぞむその空間は、まるで奥座敷にいるかのような非日常のひとときを堪能させてくれる。

母屋虎幻庭

テレビや各種メディアでも取り上げられることの多い同店は、日本文化の情緒も感じられる人気のレストランウエディングの会場としても知られ、どこか懐かしさを覚える和空間での食事は誰もが憧れるまるで夢のようなひとときだ。

母屋虎幻庭

しっとりと落ち着いた店内には個室、半個室がそれぞれあり、プライベートからビジネスシーン、さらには宴会、法事に至るまで人数や用途を問わずあらゆるシーンで利用できるのも、地域の名店として親しまれているポイントのひとつだろう。

母屋虎幻庭 

ご家族の記念日や大切な方との会食にもおすすめの平日ディナー限定の「『虎』コース」(7,500円)は、前菜、パスタ、野菜(バーニャカウダ)、主菜、お食事、デザートの充実した内容で、主菜には黒毛和牛のステーキか旬の魚介料理のいずれかを鉄板焼きで楽しむことができる。

母屋虎幻庭 

また「極上『匠』コース」(35,000円)と銘打たれた完全予約制のフルコースもあり、春・夏・秋・冬と季節ごとに全国から厳選食材を取り寄せ、職人の巧みな技術と経験が織り成す贅を味わい尽くす逸品をぜひ一度味わってみたい。 

母屋 虎幻庭
所在地:東京都世田谷区弦巻4-14-1 
電話番号:03-5426-1166
営業時間:【火~金曜日】11:30~15:00(L.O.14:00)、18:00~23:00(L.O.21:30)、【土日、祝日】〈1部〉11:00~13:00、〈2部〉13:30~15:30、18:00~23:00(L.O.21:30)
定休日:月曜日(※祝日の場合は営業)
http://www.kogentey.jp/restaurant/concep..

ナチュラルクルー

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庶民的な雰囲気が残る昔ながらの佇まいの中に、時折、クリエイティブな新店が顔をのぞかせ、二子玉川でも個性的な街として知られている、玉川高島屋裏手の「玉川商店街」エリア。その一角にある小さな、かわいらしいカフェが「ナチュラル・クルー」だ。

店のオーナーである「食育スペシャリスト」「薬膳アドバイザー」の朝日ゆかりさんは、もともと忙しいメディア業界に身を置き、お世辞にも良い食生活を送っていなかったハードワーカーだった女性。そんな朝日さんが結婚を機に自らの食生活を見直し軌道修正してみたところ、それまで悩み続けてきた身体の不調がすっかり改善され、「食の大切さ」を身をもって体感したという。

そこで更にはマクロビオティックや薬膳などを学び、食に対する知識を広めたいと考えこの商店街に店を持ったのが2009年。敢えてジャンル分けをすれば「カフェ」なのだろうが、カフェでもあり、定食屋でもあり、食品店でもあり、夜は小料理屋にもなる。「自然食に関心がある人が集う店」と言ったほうが分かりやすいだろう。店名には「自然」と「食」を愛する「仲間」を増やしたい、という思いが込められている。

メニューは昼と夜で分かれているが、昼から夕方までは、メイン料理が数種から選べる惣菜盛り合わせのベジプレートと薬膳味噌カレーが定番。人気の「大豆ミートの鶏カラ風」は、一見、ごく普通の鶏の唐揚げに見えるが実は植物性で出来ている“大豆ミート”。鶏のようで鶏ではないヘルシーな一品で、何も言われなければ気がつかない人もいるという。

野菜や玄米は有機栽培もしくは無農薬栽培のものを中心に。醤油や味噌をはじめとした調味料は伝統製法で作られたものを厳選して使っており、コーヒーも、もちろんオーガニックコーヒーだ。これらすべてに共通しているのは、「自然」が育んだ食材を使って、「手作り」をしているということ。不自然な食材は使わない、手間を惜しまない、というのが朝日さんの一貫したポリシーである。

野菜中心、有機・無農薬・アレルギー配慮など、小さな子どもを持つママ層に人気が出そうな要素が沢山含まれているが、実は朝日さんが提案するのは「大人の食育」という部分。食生活に乱れがちな忙しい大人たちへ「病気にならない生き方。正しい食生活」を伝え続けている。

店内で販売している商品も、料理に使っている調味料を主体に、伝統的な手間ひまのかかる製法で作られたものを揃えている。まずはこの店に来てもらって、自然な味を舌で知ってほしい。その続きとして、家での食生活を見直して、健康的な食生活を送ってほしい。「ナチュラルクルー」という店は、そういったメッセージを発信する基地でもある。

「最近ちょっと食生活が乱れているな、疲れているな」と心当たりがある人は、一度この店を訪れてみてはいかがだろうか。近所には朝日さんがプロデュースする、漢方アロマのマッサージサロンもあるとのこと。併せて訪れれば、心も身体も癒され、やがて体調も良い方向に向かっていくに違いない。

ナチュラルクルー
所在地:東京都世田谷区玉川3-23-24  
電話番号:03-3707-9511
営業時間:日曜~火曜 10:30~18:00(L.O.) 木曜~土曜 10:30~19:00(L.O.)
     ※営業時間の変動あり
定休日:水曜不定休
http://www.natural-crew.com/


ゆっくりとカフェ

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多摩堤通り沿いにある、JA東京中央の農産物直売所「ファーマーズマーケット」。地元産の新鮮野菜を目当てに朝から多くの人が訪れる、この直売所の2階に、ひっそりと隠れるように、「ゆっくりとカフェ」という店がある。

「ゆっくりとカフェ」の自慢料理は、野菜をふんだんに使ったメニュー全般。どのメニューを頼んでも必ずたっぷりの野菜が盛り込まれているが、もちろんこの野菜は、下の直売所から毎朝買っているもので、可能な限り世田谷産にこだわっている。

そう聞くとJAが経営母体かと思ってしまいそうだが、実は、この店を経営しているのは三宿にあるクリエイティブ拠点「世田谷ものづくり学校」の運営母体、「株式会社ものづくり学校」。世田谷の食材を世田谷の人のために届けたい、そしてその場所が、人々のくつろぎの場になれば。そんな思いが込められているカフェである。

この店の1日の始まりは早く、朝9時から営業がスタートする。11時までの2時間はモーニングメニューのみで営業しており、パンセット、もしくは蕎麦粉のパンケーキセットの2択制。ドリンクもセットで650円と気軽な価格設定になっているので、ふらっと立ち寄ってさっと食べて行く常連さんが多い。もちろんドリンクのみで利用しても大丈夫だ。パンは自家製もしており、「じゃがいもパン」などユニークなパンもあり人気となっている。

店が最も混み合うのは11時半からの、ランチの時間帯。野菜の買い物ついでに寄る人、週に何度も来るご近所さん、近くの幼稚園のママ友達同士、子ども連れ。色々な形があるそうだ。ランチの一番人気は、旬野菜を使ったデリ3品に玄米ご飯、ドリンクが付いた「デリプレート」。このほか、週替わりのパスタランチ、カレーランチ、ボウルランチなどが登場する。店内は誰にでも安らげるようにと広いテーブル席のみになっており、知らない人と肩を寄せ合いながら食べるという窮屈さは無い。エレベーターもあるので、ベビーカーや車いすの利用者でも安心して利用できる。

午後2時半、ランチの時間帯が終われば、店はすっかり静かな雰囲気に変わる。広いテーブルを独り占めして、雑誌や新聞を広げて自室のようにくつろげるのがこの時間帯の魅力。お薦めは自家製ケーキとドリンクをセットにしてオーダーする、という定番スタイルだが、ドリンクメニューにも旬野菜を使ったユニークなものがある。

この日の店長一押しのドリンクは「小松菜マンゴーラッシー」。見た目はグリーンだが、味はほとんどマンゴー風味。美味しくて、しかもビタミン豊富という1杯で2度美味しいドリンクだ。このほかにも果物と旬野菜を合わせたドリンクがあり、内容は旬ごとに次々と入れ替わるので、この店を訪れる楽しみの一つとなっている。このほか、「ものづくり学校」内にある人気ベーカリー「ルセット」が焼いている超高級パン、「@shokupan(アット食パン)」を使ったメニューもあり、隠れた人気商品となっているそうだ。

夕方5時からはディナータイムになり、ランチの定食が少しバージョンアップした「夜のゆっくりと定食」が登場する。これ以外にもおつまみ系の単品メニューや、日々の仕入れで変わる黒板メニューもあるので、これとお酒を組み合わせて楽しむのも粋だろう。休日などは昼間から仲間同士でワインを楽しむ姿も多いそうだ。

朝、昼、午後、夜と、4つの時間帯で違った表情を見せながらも、肩肘を張らず、普段着のままで行ける雰囲気はどの時間帯も同じ。2階にあるという隠れ家カフェなので、外からの視線も一切気にならない。気の合う仲間と本当に「ゆっくりと」過ごしたい時に訪れ、世田谷産の野菜の美味しさを、じっくりと堪能してほしい店である。

ゆっくりとカフェ
所在地:東京都世田谷区鎌田3-18-8 2F
電話番号:03-6803-0090
営業時間:9:00~20:30(LO20:00)
定休日:月曜日(祝日の場合は11:00~営業)
http://farmers-cafe.jp/

PECK(ペック) 玉川高島屋S・C店

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イタリア最大の都市にして、ファッションと美食の世界的都市、ミラノ。そこで120年以上も前に創業し、長い間美食家の舌を魅了してきた高級食料品店「PECK」。本国ではパスタ、パン、チーズ、ハム、オリーブオイル、ワイン、コーヒー、各種調味料、乾物類など、幅広い食材を厳選して揃え、今もその歴史を繋いでいる。

その「PECK」とライセンス契約を結び、同じブランド展開をしているのがお馴染み「高島屋」である。全国の高島屋の食品フロアには必ずこの「PECK」が入っており、「玉川高島屋S・C」についても例外ではない。

玉川高島屋の「PECK」があるのは、本館側エレベーター前の地下一等地。通路に面した側からはパンと惣菜のショーケースが見えるので「パン屋」「惣菜屋」と別の店に見てしまいがちだが、同じ店である。裏手に回ればオリーブオイルなど食材系の商品がズラリと並んでいる。

一部は本国と同じ商品を直輸入して並べ、また一部は、本国と同じレシピで日本の素材から作り、一部は日本人向けの商品を開発し、本国の承認を得たうえで販売している。いずれにしても、味の承認をするのはすべてミラノ人の味覚。全商品が本場の「お墨付き」というのが、「PECK」の美味しさと信頼を支えている。

まず、ひときわ人気が高いパンのコーナーから見ていこう。イタリアのパンは、基本的に食事に合わせるのが伝統的なスタイル。特に「チャバッタ」と呼ばれる平べったいパンは、クラスト(皮)がカッチリ、中身はモッチリという特徴のパンで、そのままカットしてオリーブオイルで食べても十分に美味しいが、切れ目を入れて「パニーノ」(=サンドイッチ)にして頂くのが、日本人に馴染みのある食べ方だ。

チャバッタはバゲットと同じような長さで、太さは倍ぐらいあるかなり大きなパンだが、値段は200円程度と、高島屋ブランドとは思えないほどお手軽プライス。「PECK」に来たらこのパンだけは外すことができないだろう。

店内の冷蔵ケースには、手作りのパニーノも幾つか置かれている。挟まれるフィリングはレタスやトマトに加え、店内で扱うイタリア仕込みのハムなど。値段も400円台と手軽な価格帯で売っているが、食べてみると驚くほど美味。並みのカフェでは太刀打ちできないほど、このチャバッタとハムの相性は抜群に良い。

もうひとつの看板パンは「イングレーゼ」。いわゆる食パンだ。皮目はしっかりと硬く香ばしく焼き上げつつも、内側はふんわり、もっちり。それでいて歯ごたえは屈強。余計なものを付けなくてもそのままで美味しい、極上の食パンである。この2つのイタリアパンを筆頭にしつつも、日本独自開発のメロンパンやカレーパン、「カンノーロ」と呼ばれるイタリア伝統菓子など、気軽に楽しみやすいスイーツパンも種類豊富に揃っている。

パンだけを見ても、「さすが高島屋」と唸ってしまうクオリティだが、その他にもまだ惣菜、ハム、チーズ、食材コーナーがある。

惣菜コーナーの一番人気は「ミラノ風カツレツ」。チーズが挟み込まれた薄切りのトンカツだが、そこは美食の都から届いた至高のチーズ。何度もリピートするお客さんが多い、という、魅惑の一品だ。その他の惣菜についても、定番から季節替わりのものまで、日々クオリティの高い品が多彩に揃えられている。ここで買い物をするだけで、“自宅リストランテ”が開けてしまうことだろう。

ハムやチーズについては、本国と同じものを並べているものが多く、特にチーズはすべてが直輸入品。国産品ではなかなか出会えない濃密な味わいで、ワインとの相性も抜群ということだ。ハムのケースは小さいながらも生ハム、サラミ、ベーコン、ソーセージと幅広い商品展開で、専門店も顔負けの品揃えとなっている。

オリーブオイルはイタリア料理の要とも言える食材なので、本国では日本の味噌のように産地ごと、製法ごとに細かな分類がされている。ここ「PECK」でもそれに倣って産地ごとに非常に幅広い種類を置いており、幾つかの銘柄については試食も可能ということ。フレーバーを付けた日本では珍しいオイルも置かれており、これを揃えるだけで料理の幅がぐっと広がりそうだ。

オリーブオイルやパスタ、パスタソース、ドレッシング、ジャムなどは、箱に詰め合わせて贈答に使う人も多いという。あらかじめ詰めた商品も展示されているが、予算や好みを伝えれば、知識豊富なスタッフが最適なセットを組んでくれるサービスも行っている。こういったきめ細やかなサービスも、百貨店ならではの魅力だ。

デイリーユースからギフトまで幅広いシーンで利用しやすく、イタリアの味わいをそのままに届けてくれる「PECK」。地下フロアにあることから「テナントかな?」と思っている人も多いかもしれないが、実は高島屋のプライベートブランドで、高島屋がその名を懸けて育て守り続けている、きわめて本物志向の店である。

PECK(ペック) 玉川高島屋S・C店
所在地:東京都世田谷区玉川3-17-1 玉川タカシマヤ本館 B1F
電話番号:03-3709-3111
営業時間:10:00~20:00
定休日:不定休(高島屋に準ずる)

Bistro Tama(ビストロ タマ)

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「二子玉川ライズ・ショッピングセンター」の「ドッグウッドプラザ」最上階、幾つかの店が軒を連ねるレストランフロアでも、多摩川を見下ろす一等地に店を置く「ビストロ タマ」。ここは近年“二子玉川名物”として人気を集める、「タマクーヘン」を食べられる店として知られ、女性客を中心に人気を集めている。

「タマクーヘン」とは、もともと二子玉川で幾つかのカフェを展開していた会社「クルヴェル・キャン」が、「二子玉川の名産になるような、どこにも無かったバウムクーヘンを作ろう」と研究を重ね、完成させたバウムクーヘン。近くに「タマクーヘン世田谷ファクトリー」という専用キッチンを持っており、そこから送られる品を使っている。最近はさまざまなメディアでも紹介され、引き合いも増えているそうだが、手作りで焼いているため生産数が増やせず、基本的にここ「ビストロタマ」のみでの取り扱い。こだわり卵を使用した、濃厚ながらもふわっと軽やかな味わいが特徴だ。

それゆえに、この店ではカフェを利用する人だけではなく、バウムクーヘンを買い求める人も多く訪れる。「タマクーヘン」が「ビストロ タマ」の名前以上に有名なので、初めて訪れる人の多くはバウムクーヘンにコーヒーや紅茶を合わせて食べて、カフェ感覚で利用していく。もちろんそれもアリだが、「ビストロ」と銘打っている店だけあって、料理についても抜かりはない。シェフが腕によりをかけて作る料理を食べずに帰るのは、ちょっともったいない話だ。

バウムクーヘン以外のメニューは基本的にフレンチベースで、イタリアンも交じったビストロ料理。ビーフシチュー、パスタ、ピザ、ハンバーグ、ステーキなど、数ある品の中でも、特に人気が高いのは、バウムと同じこだわり卵を使ったオムレツとオムライス。その中でも女性の支持が厚いという「モンサンミッシェルオムライス」は、小ぶりなフライパンにそのままオムレツを置き、アツアツ、ふんわりの状態で出してくれる、驚きにあふれた一品だ。

最初のうちは半熟の中身をハフハフと頬張るように食べ始めるが、次第にしっとりと落ち着きを見せ、最後にはパン周辺がおこげのようになったライスの層にたどり着く。食べる時間によって、色々な味わいが楽しめる一皿だ。デミグラスソースを基本に、ホワイトソース、飛騨牛ステーキ乗せ、牛ホホ肉添えなどのバリエーションもある。

バウムクーヘンについては、基本的に「タマクーヘン」の1種類をベースに使っているが、半円にカットして出される基本の「タマクーヘン」以外にも、モンブラン仕立て、キャラメリゼ仕立て、ショコラフォンデュ仕立て、アイス仕立て、アップルパイ仕立てなど、デコレーションや出し方で色々なパリエーションがあり、楽しさに満ちている。ランチやディナーで訪れるお客さんも、料理やワインを楽しんだ後、「最後にバウムクーヘンで締める」という人が多いそうだ。

店の内装も細部まで凝っており、テーブルやチェアには一部にアンティーク品を使い、落ち着いた雰囲気と上質感を演出しつつ、雰囲気にバリエーションを持たせている。区切り方も小テーブル、大テーブル、ソファ席、仕切り付きの半個室など、バリエーションに富んでおり、一人からグループまで幅広く使いやすい。L字型になっている店内も、プライベート感の高い空間づくりに一役買っている。窓は西側に広く面しているので、夕方は特に美しい景色が楽しめるそうだ。

看板商品の「タマクーヘン」を味わうばかりではなく、料理やお酒についても個性的で、魅力的な品が数々揃っている「ビストロ タマ」。この素晴らしいロケーションは、お茶とバウムだけでさっと帰るにはもったいない。夕暮れが夜景に移ろう時間に訪れて、料理とワインを楽しみ、「シメのバウムクーヘン」を頂いて帰るというのが、この店の魅力を最大限に楽しむ方法なのかもしれない。

Bistro Tama(ビストロ タマ)
所在地:東京都世田谷区玉川2-23-1 二子玉川ライズ ドッグウッドプラザ7F
電話番号:03-3709-2105
営業時間:ランチ11:00~17:00(16:00LO)、ティータイム15:00~17:00、ディナー17:00~23:00(22:00LO)
定休日:1月1日
http://ccinc-love.com/bistrotama/

タマクーヘン 世田谷ファクトリー

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二子玉川と成城のちょうど中間ほど、鎌田4丁目の静かな住宅地で、時折甘く美味しそうな香りを漂わせる「タマクーヘン 世田谷ファクトリー」。ここは二子玉川駅直結の「二子玉川ライズ・ショッピングセンター」内にあるカフェビストロ、「ビストロ タマ」で提供している、看板商品の「タマクーヘン」の製造を一手に担う、セントラルキッチンである。

ここは基本的にはバウムクーヘンの製造工場なのだが、平日のみ入り口をオープンにし、箱入に入った「タマクーヘン」の販売も行っている。昨今は人気が高まり、手に入りづらくなっているという「タマクーヘン」。これを確実に買えるスポットということで、地元の人はもとより、遠方からの熱心なファンも訪れる場所となっている。

「タマクーヘン」の特徴は、「上質で、シンプルで、飽きのこない味わい」。一般的な小麦粉に加えて全粒粉を全量の半分ほどたっぷり使い、小麦の豊かな香りを感じられるように工夫を凝らしている。卵も群馬県産の卵業者から直送で仕入れ、採卵から3日以内の卵に限定して使うなどこだわりが深い。新鮮な卵ほど、香りもぐんと良くなるそうだ。この繊細な香りを生かすために、砂糖は一般的なバウムよりも控え目に使い、発酵バターとはちみつでリッチさと滑らかさを出している。優しく軽やかな味と、ふっくらした仕上がりが特徴の一品だ。

このキッチンではかつてカフェの営業もしていたそうだが、現在は製造に専念するためにカフェはお休み中。買ったものを自由に食べてもらえるように、席は用意されているがドリンクなどの提供はしていない。店舗というよりは「工場直売店」の雰囲気だが、特に種類が多かったり、安売りをしているということではなく、「気軽に立ち寄れるから」ということで、近所の方が徒歩や自転車で来たり、馴染みのお客さんが車で横付けするといった姿が見られる程度。混雑するようなことは無いので、駅前まで行くのが大変な人には有り難い存在だ。

ファクトリーで販売しているのは、「ビストロタマ」で売っているものと同じ、フルサイズの箱入り「タマクーヘン」(3,500円)と、ファクトリー限定の「朝バウム」の2品のみ。ファクトリーで人気が高いのは、もちろん「朝バウム」だ。こちらは8分割したバウムが2本入って税込800円と、丸ごと買うよりも手軽なことから、ご近所さんの間ではこれが定番となっている。ファクトリーでは2日かけて1ロットのバウムを製造しているそうで、1日目に焼いたものを一晩置いて冷まし、翌日、表面のコーティングと箱詰めを行って仕上げる。この仕上げの時に、一部をカットし、簡単に包装して「朝バウム」として地域の人々向けに提供しているそうだ。

バウムクーヘンは素材が新しいほど美味く仕上がるが、「焼きたてだから美味しいとは限らない」というのが少々気難しいところ。箱入りのバウムには「食べごろ表」という紙を入れており、ふんわりとした食感が好みの人は購入後早めに、しっとりした味わいが好みの人は、1週間以上経ってからがお薦め、という旨が書かれている。食べ頃は人それぞれなので、朝バウムを買ってもすぐ食べず、ちょっと寝かせてみるというのも一つの食べ方だ。

「二子玉川らしい、上質なバウムクーヘンとして、この地の“銘菓”として根付いてくれれば」と話すのは、日々ここでバウムクーヘンを焼いている藤本雅一さん。いたずらに切り売りをせず、基本的に箱入りで販売しているというのも、「ニコタマ」のブランドイメージを損ねないための配慮だ。しかしながら、「自分用にちょっとだけ食べたい」という時に、箱入りを買うのはちょっと躊躇してしまうもの。そこをうまくカバーしてくれるのが、ファクトリー限定の「朝バウム」である。平日午前限定ということでハードルは高めだが、近所に住んでいる方はぜひ足を伸ばしてみてほしい。

もちろん、ここで焼き上げたバウムクーヘンは、「ビストロタマ」に行けばいつでも食べられ、美しいデコレーションと、美しい多摩川の景色も漏れなく付いてくる。ゆったりと寛ぎたい時には、ぜひそちらも併せて検討してみてほしい。

タマクーヘン 世田谷ファクトリー
所在地:東京都世田谷区鎌田4-6-11 
電話番号:03-3415-0233
営業時間:10:00~17:00
定休日:土・日曜日、祝日 ほか催事や配送等で不定休あり
※朝バウムの販売は不定期
http://www.tamakuchen.jp/

CHICHICAFE

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開発が進む二子玉川駅前一帯から多摩堤通りを渡り、堤防の向こう側に出ると、そこには閑静な住宅地が広がっている。そんな場所に、住宅地に交じってひっそりと佇んでいるのが「チチカフェ」である。両隣は多摩川を望む戸建ての一軒家。店もそんな一軒家のひとつの1階部分にあり、広い窓とテラスからは多摩川を一望する。川原の近くながら少し高い場所にあるので、川原の下を歩いているだけではなかなか気づかない。まさに「穴場カフェ」という言葉がぴったりな店だ。

「チチカフェ」がオープンしたのは2009年。東京では希少な“川以外、何も見えないロケーション”を生かして、「家族がみんな集まってくるような、ゆったりとしたカフェを作ろう」というコンセプトでこの店は生まれた。店内には「父」をイメージした大黒柱が立っているのもそのためだ。

店内はそれほど広いというわけではないが、ソファ席、テーブル席、カウンター席、テラス席とさまざまなタイプの席があり、椅子やテーブルもカッチリとしたソファだったり、オシャレなデザインのデザイナーズチェアだったり、手作り感覚あふれる木製ベンチだったりと、個性豊かな顔ぶれ。何人で来ても使い勝手が良く、何回も繰り返して来ても新鮮さがある。もちろん、すべての席から多摩川を見渡すこともできる。店の前は一応車道だが、すぐ先が袋小路になっているので交通量はほぼゼロ。多摩堤通りから離れているので車の音も聞こえず、初めて来た人は「本当にここは東京なの?」と驚くはずだ。

メニューはドリンク、ケーキといったものは当然揃っており、自家製のケーキにコーヒーや紅茶を合わせてオーダーする人が多いという。だが、実はそれ以上にユニークなのはフードメニューの数々だ。ここを訪れたら是非、自慢のフードメニューをオーダーしてみてほしい。

フードは「和素材を使った定食」をコンセプトにしているそうで、ランチタイムについては、写真の「和風ドライカレー」が通年メニューとして置かれている定番人気の一品。このほか、日替わりでメインのおかずが変わる「今日のおひるごはん」(1,000円)と人気を二分している。日替わりの内容はハンバーグ、しょうが焼き、ロールキャベツ、コロッケなど和風のものから洋風家庭料理まで、けっこう幅が広い。夜についてはさらにメニュー数が増え、昼メニューを少しグレードアップさせた日替わり「夜ごはん定食」(1,500円)の人気が高いそうだ。

ディナータイムはお酒に合うような一品メニューもひと通り揃っており、サラダやチーズなどはもちろん、ピクルス、さつま揚げ、豚角煮、明太子燻製などもあり、お酒と一緒に楽しむ人が多い。飲んでいる途中で「ちょっとしっかり食べたいな」と思った時にはご飯、味噌汁、サラダがセットになった「定食セット」(500円)をオーダーすれば食事も済ませられる。こんな使い勝手の良さも、常連客に親しまれている所以だろう。

1日のうち、ランチタイムが店の一番混み合う時間帯。とはいえ平日はご近所の人が友達同士で来たり、川原に遊びに来た親子連れが訪れたり、犬の散歩途中で寄るお客さんがいたりと、ゆっくり、まったりとした雰囲気はいつも変わらない。多摩川沿いのサイクリングコースの途中にあるので、休日にはサイクリング途中に寄る人も多いそうだ。店の入り口にはスタンドの無い自転車を立て掛けるポールも置かれている。

しかしランチの時間を過ぎれば、店内はふたたび静寂の時間に戻る。西向きなので午後には光が店の奥まで差し込み、冬などは特に、ぽかぽかとした午後のひと時を楽しめるという。夏場は暑い一日を終えた夕暮れ時が、スタッフも太鼓判を押すプレミアムタイム。「ここは本当に東京なの?って思うくらいに綺麗な夕暮れが楽しめます。店も空いている時間帯なので、ゆっくり過ごしていただけますよ」という話なので、時間が合うならばぜひ夕暮れ時を狙って訪れてみてほしい。刻一刻と色を変える西の空と多摩川を眺めながら、静かにひと時を過ごす。それが、この店の最高の楽しみ方なのかもしれない。

CHICHICAFE
所在地:東京都世田谷区玉川1-2-8 
電話番号:03-6411-7958
営業時間:11:00~22:00(L.O.) ※テラスの利用は22:00まで
定休日:不定休
http://chichicafe.com/

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